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お菓子の楽しさ絵本に 帯広出身のえぐちさんの作品、21日発売

お菓子をテーマにした絵本を手にするえぐちさん

 帯広市出身のクリエーティブディレクター・アーティストえぐちりかさん(東京都在住)は21日、4冊目となる絵本「キャラとメルのおかしなバースデー」(小学館、1870円)を出版する。えぐちさんは「面白い感じを大事にし、私のことではと思えるような内容をちりばめた。親子で読んでほしい」と語る。(池谷智仁)

 えぐちさんは帯広緑丘小、帯広第五中、帯広柏葉高などを経て、2004年に多摩美術大大学院を修了。現在は大手広告会社電通のクリエーティブディレクター、多摩美大准教授を務めている。14~19年に、絵本「パンのおうさま」シリーズを3冊出版した。

 「キャラとメル-」は、世界に一つの「おかしなおかし」を作る物語。パンダやウシなどの難しい注文を受け、キャラとメルがひと味違うバースデーケーキを完成させる。ぬくもりあふれる絵やユニークな展開が楽しめる。

 えぐちさんは子どものころからお菓子作りが好きで、家族の誕生日にはケーキを手作りする。「クリエーティブの原点はお菓子作り」とし、お菓子をモチーフにした絵本の構想を温めてきた。作品のベースにあるのは家族とのやりとりで、小学生から中学生までの子ども3人のアイデアも取り入れた。

 「誕生日ケーキは贈る相手を喜ばせることができる。普遍的な家族の姿も描けたのでは」と話す。ホールケーキを意識した装丁にもこだわった。4作のシリーズになる予定で、「1年に1冊は出版したい」とする。

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