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からあげグランプリで「金」 十勝で唯一「福原」が入賞

星屑昆布のうま味が利いた唐揚げをPRする福原の高橋バイヤー

 日本一の唐揚げを選ぶ「第16回からあげグランプリ」(日本唐揚協会主催)で、スーパーチェーン・福原(帯広市)の「星屑唐揚」が北日本スーパー総菜部門で金賞に輝いた。広尾産の星屑昆布でうま味を出した塩唐揚げ。管内資本では唯一の入賞で、同社としては4年ぶりの金賞。(佐藤いづみ)

 同グランプリは、大きく店舗一般と弁当、スーパー総菜の部門がある。うち総菜部門はさらにエリアごとに4部門。全国119社がエントリーし、試食審査などを経て各部門で最高金賞と金賞、各種特別賞が選出される。今年は9日に東京都内で授賞式が行われた。

 星屑唐揚は「地産地消にこだわり、食での地域活性化を狙った」と同社の高橋昇一バイヤー。広尾町の漁業、保志弘一さんによる地場産コンブを粉末にした加工食品「星屑昆布」などをタレに使用。タレは塩ベースで、道産胸肉の生肉を使って自社工場でチルド製造。各店内で揚げるが、衣には十勝産ジャガイモによる道産でんぷんを使った。

 同社は2020年に同グランプリに初出品し、21年に「塩ザンギ」で同部門金賞を獲得。翌年の「鶏鶏鶏」(トリプルチキン)は1段下の特別賞だった。直近2年間は入賞を逃していた。高橋バイヤーは「星屑昆布のうま味が塩味を引き立て、胸肉は一切冷凍なし。軟らかいのが自慢」と説明する。

 2月上旬から100グラム当たり248円(税別)で全店で販売。総菜約150アイテム中、上位5、6位の売り上げを上げている。近く金賞シールを貼付するほか、受賞記念で期間限定で安値販売も予定している。高橋バイヤーは「今後も消費者においしい総菜を届けたい」と話している。

 なお、同部門の最高金賞はラルズ(札幌市)で、コープさっぽろ(同)も金賞に入った。店舗一般部門は571店がエントリー、票数は14万6510票。

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