ログオーバー坂本さん「斬」が入賞 「森林の担い手」写真コンクール
【札幌】道主催の「『森林(もり)の担い手』写真コンクール」で、広尾町の林業会社「ログオーバー」の坂本志織さん(32)の作品「~斬(ざん)~」が一般の部で最高位の「森林の魅力発見賞」を受賞した。坂本さんは「写真を通じて少しでも林業の仕事を知ってもらいたい」と受賞を喜んでいる。(大海雪乃)
同コンクールは、林業の現場で働く人たちの魅力的な姿を紹介し、理解促進を図ることなどを目的に2015年度から実施。一般の部には33点の応募があり、林業イベントでの来場者投票などで入賞1点が選ばれた。
受賞作品は、町内の山林で同社社員が樹齢約300年のミズナラの巨木をチェーンソーで伐採し、玉切りしているシーン。職場で広報や経理を担当する坂本さんは、日頃から作業の様子を撮影して、自社のSNSアカウントで発信している。「外で仕事をするので、季節を感じられるのが林業の楽しさ」と語る。
学生の部には森林科学科がある高校など4校19点の応募があり、1校につき1点ずつ入賞作品を決定。帯広農業高校は、1年の田村麗奈さんの作品「苗木の大切さ」が選ばれた。