雪不足でメムロスキー場オープン延期 幕別、ぬかびら、新得も
2シーズンぶりの再開が待たれる芽室町内のメムロスキー場は、積雪が少ないことから25日に予定していたオープンを延期する。
11月下旬から、夜間の気温が下がった日に降雪機を稼働させ下地造りを進めてきたが、自然降雪が非常に少ない状況。町魅力創造課は「年内のオープンも厳しい」としている。
気象庁によると、11月1日~12月22日の管内の累積降雪量は、最多の上士幌町ぬかびら源泉郷でも平年の21%の25センチ。新得、芽室、広尾は4センチ、帯広、中札内村上札内は3センチで、平年の3~6%にとどまる。
雪不足により、幕別町の明野ケ丘スキー場と白銀台スキー場、新得町の新得山スキー場、上士幌町のぬかびら源泉郷スキー場もオープンを延期した。
幕別町商工観光課は「自然雪で整備する両スキー場のオープンには30センチほどの大雪が2回降る必要があり、昨シーズンも1月25、27日までオープンがずれ込んだ」とし、今シーズンもオープン時期は見通せない状況。一方、ぬかびら源泉郷スキー場は人工降雪機でゲレンデ造りを進め、年内のオープンを目指している。 (近藤周、小野寺俊之介、大健太郎、吉原慧)