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年末大売出し、3市町で当たりくじ均等に 現金つかみ取り復活も

当たりくじを入れ念入りに混ぜ合わせる関係者(3日午前10時半ごろ、塩原真撮影)

 帯広市、音更と幕別2町による初の広域開催となった「とかち年末大売出し2024」の抽選開始(14日)を前に、帯広商工会議所(帯商)などは3日、1等などの当たりくじの組み合わせ作業を市内の帯広経済センタービルで行った。

 大売出しは帯商が消費拡大を目的に続ける恒例事業。大型店の相次ぐ閉店などでの売り上げ減に歯止めをかけようと、今年は近隣町にも呼び掛け、音更町と幕別町の商工会と共催が実現。昨年より約2割増の316店が参加し、1日から抽選券の配布が始まった。

 参加店で買い物すると、5000円で抽選本券1枚、1000円で補助券1枚が25日までもらえる。3市町に設置する会場でスクラッチくじを抽選。1等は11年ぶりに1000円札つかみ取りを復活。売り上げ目標を昨年実績(約26億円)より多い45億円に設定、1等45本、2等(買い物券5000円)315本が出る計算。4等(同100円券)までで、当選率は20%。

 同作業は午前10時から行われ、帯商の村松一樹商業委員長や音更町商工会の富田秀彦事務局長、幕別町商工会の有澤文子地域活性化委員ら6人が立ち会った。

各等が正確かつ均等に分けられているかなど確認して混ぜ込み、はずれを含め120万枚のくじを約60箱に分けて封をした。村松委員長は「規模を拡大。現金つかみ取りは広小路内での実施日を設けるなど中心部活性化にもつなげたい。たくさんの人に活用してほしい」とした。(佐藤いづみ)

3市町 当たりくじ均等に 年末大売出し 120万枚、60箱に仕分け

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