ライフルの薬きょうが万華鏡に変身 愛読する「ゴールデンカムイ」がヒントに
銃弾がおもちゃに変身-。芽室町の上野麻里子さん(33)は使用済みライフル弾の薬きょうを知人から譲り受け、長さ5センチほどのポケットサイズの万華鏡を制作している。
作品は愛読する漫画「ゴールデンカムイ」の一場面から着想し、銃弾ときらびやかさを複合させた上野さんのオリジナル。薬きょうから1文字採用し「万華莢(きょう)」と名付けた。
作り方は薬きょう底面(直径約1・5センチ)を金属のこぎりと歯科用やすりで切断し、内部に3面の鏡を入れた後、ガラス玉で封をする。これまで40個ほどを作成し、札幌などのイベントで販売した。「特に女性に人気で売り切れることもある」と好評だ。
価格は1200円。他にも薬きょうのカード立てやピンバッジを作っている。帯広市のとかちプラザで15日に開かれる十勝サブカルチャー振興推進サークル「白黒夢(モノクローム)」のイベントでも販売される。(塩原真)