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空から日高山脈、十勝平野への恩恵を実感 HIS特別遊覧フライト

窓からの日高山脈周辺の景色を楽しむ搭乗者たち

 日高山脈襟裳十勝国立公園の誕生を記念した特別遊覧フライトが24日、とかち帯広空港発着で行われた。この日はあいにく日高山脈に厚い雲がかかっていたが、十勝平野はすっきりと晴れ渡り、搭乗者たちは山脈がもたらす十勝への恩恵を実感した。

 旅行代理店HISが企画し、とかち観光誘致空港利用推進協議会、帯広観光コンベンション協会が事業協力した。フジドリームエアラインズ(FDA)が航空機を運航し、68人が搭乗した。

 この日は前夜の雨から一転して空港周辺は晴れ渡った。機内では、中札内日高山脈国立公園化PR実行委員会の須賀裕一委員長(64)と、日高山脈山岳センター(中札内)に勤める山岳ガイドの大橋政樹さん(72)がガイドを担当。日高山脈の成り立ちや飛行ルートから見える山々を説明した。

 機体は十勝港、大津港などを眼下に望みながら釧路空港上空付近で旋回し、日高山脈を横断。日高方面の太平洋上空で再び旋回し、日高側から十勝側に向かって山脈を横断した。日高山脈には厚い雲がかかり、全貌を眺められなかったが、十勝側山麓が見えると機内から歓声が上がった。新冠町の米農家の小野寺舞さん(39)は「いつも遠くにある日高山脈を上から見るという貴重な体験ができた」と話していた。(近藤周)

関連写真

  • 上空から見下ろす十勝の日高山脈山麓。十勝側は雲がとれて、すっきりと晴れていた

    上空から見下ろす十勝の日高山脈山麓。十勝側は雲がとれて、すっきりと晴れていた

  • 窓からの日高山脈周辺の景色を楽しむ搭乗者たち

    窓からの日高山脈周辺の景色を楽しむ搭乗者たち

  • 機内で日高山脈について説明する須賀委員長

    機内で日高山脈について説明する須賀委員長

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