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池高生2人がパッケージなどデザイン ミナイカシの「マメこん」

完成した商品を手にする(左から)橋原さん、谷内さん、持田さん、山内代表、ミナイカシの田中洋美さん

 【池田】池田高校2年の谷内陽葵さんと持田愛実さんが授業をきっかけに、ミナイカシ合同会社(幕別町、山内小百合代表社員)が販売する菓子「マメこん」のパッケージデザインなどを手掛けた。立方体のパッケージはさいころになっており、同封のすごろくでミナイカシの取り組みを遊びながら学べる商品。池田町内はじめ管内複数店舗で扱っている。(澤村真理子)

 「マメこん」は、農作業を通じて多種多様な人の交流の場をつくるミナイカシが、幕別町内の畑で育てた大豆と広尾産コンブを原料とした菓子。

 ともに美術部でデザインに関心がある谷内さんと持田さんは昨年、「産業社会と人間」の授業の「地域人インタビュー」で、帯広市のデザイナー橋原靖佳さんに仕事の話を聞いた。マメこんのパッケージデザインを受注していた橋原さんは、2人にデザインの考案を提案した。

 谷内さんは箱パッケージ(さいころ)、持田さんはすごろくのイラストをそれぞれ担当。谷内さんはミナイカシのキャラクター「菌ちゃん」をモチーフにして1から6の数字を愛らしく表現。持田さんは「エゾシカ親子に大豆が食べられた」「みんなで楽しく大豆の種まき」など、山内代表らが考えたすごろくの内容に沿った絵を手掛けた。

 数カ月かけて完成した商品を目にし、谷内さんは「感動しました。商品づくりに参加させてもらい、正解が分からなくて橋原さんに相談しながらやっとできた。愛着がある商品なので、ぜひ手に取っていただきたい」とPRする。

 持田さんは「デザインを考えるのは難しいと思っていたけど、オリジナルキャラクターを描くのが好きなので楽しく描けた。満足しました」と充実感を浮かべる。

 山内代表は「大豆そのままの味を味わってもらえる商品を作りたかった。子どもと学べる商品が欲しいという人もいて、橋原さんや高校生がデザインを手掛け、4者の夢がかなった商品」と喜ぶ。

 町内ではワイン城、カフェ&ライフakao、さくら塾、道行パスタで販売。その他の取扱店舗はミナイカシのフェイスブックやインスタグラムで紹介している。

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