元協力隊員芳野さんがバーでマスターに 街中のバーを再開
【芽室】芽室町内の赤れんが倉庫を改装したバー「守破離」(町東2ノ1)が5月から通常営業を再開している。マスターを務める元地域おこし協力隊の芳野都馬さん(26)は「れんが造りの雰囲気がとても良いバー。バーに普段訪れたことのない人にも気軽に訪れてもらえるような場所を目指したい」と来店を呼び掛けている。
町内の農家尾藤光一氏がオーナーのバー。コロナ禍で2020年6月から通常営業を休止していた。最近はイベント開催や間借り店舗として使用されていた。
芳野さんは20年4月から3年間、芽室町の地域おこし協力隊員を務めた。23年4月にはゲストハウス&バー「モコロ」(町西1ノ2)をオープン。その中でお酒の歴史やバーでの接客の世界に興味を持った。
「町内には少ないバーを本格的に運営したい」と、守破離の場所を借りてバーのマスターに挑戦する。4月には千葉でバーテンダーとしての民間資格を取得するなど準備を進めてきた。
店内は、かつての店舗をそのまま活用。一枚板のバーカウンターに、こだわりのあるスピーカーから流れるBGM、ウイスキーやワイン、カクテルなど「町内一」と自負する豊富なドリンクを取りそろえている。
営業時間は午後6時~翌午前0時。5月は20日が休業日。問い合わせは同店(0155・61・4040)へ。(近藤周)