からあげGP3年連続金賞 MOGMOG&の豚丼風とごぼう味
唐揚げ日本一を決める「第15回からあげグランプリ」で、テークアウト専門店「MOGMOG&(モグモグアンド)」(帯広市西16南4、岸田友恵代表)の「とかち×ザンギ」の豚丼風とゴボウ味が、金賞(東日本味バラエティ部門)を獲得した。金賞は、十勝の店舗では唯一で、同店としては3年連続。豚丼風はゴールデンウイークから店頭販売する予定。(佐藤いづみ)
同グランプリは、日本唐揚協会(東京)が毎年実施。今回は全国753店がエントリーし、ネット投票(昨年12月~今年1月)で選出された89店の唐揚げを3月に試食審査。今月10日に各賞が発表された。
「とかち×ザンギ」は、2019年の開店当初から提供している、道産鶏モモ肉を使った唐揚げシリーズの総称。徐々に種類を増やし、現在は21種類。豚丼風は今大会のために開発した。店で使用する豚丼のたれをベースに、「隠し味を複数加え、後味よく仕上げた」と岸田代表。肉は臭みを取り除くため、畜大牛乳で下漬けしている。
同店は第13回、第14回でも「とかち×ザンギ」の別の味で部門別金賞だった。今回は同店ほか、道内では札幌の3店と苫小牧の1店が部門別金賞を取った。同協会の八木宏一郎専務理事は「おいしさはもちろん、選ぶ楽しさを演出している点も素晴らしい。地方の個人店が3年連続で投票審査を突破するのは極めて珍しい」とした。岸田代表は「入賞を契機に認知度も高まり、釧路など道東一円から来店も増えた。来年こそは最高金賞を取りたい」と話している。