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アイヌ文化「食」で発信 レシピ開発、24日に教室

アイヌ料理のレシピ教室をPRする道の職員

 【札幌】アイヌ文化の魅力を「食」から発信しようと、道は今年度、現代風にアレンジした料理レシピを開発した。中でも汁物の「オハウ」や肉や魚をたたいた「チタタプ」などのアレンジレシピは、帯広出身の料理研究家・青山則靖さん=札幌市在住=が考案。道内家庭に広めようと、道では今月24日に帯広市内で料理教室を企画、参加者を募集している。

 道によるアイヌ料理のレシピ考案と料理教室は、初めての取り組み。昨年10、11月、道央や道東など4地域のアイヌ団体関係者を交え、レシピの検討会を2回開催。「エゾシカのポネオハウ トマト風味」や「鮭とタラの炊き込みアマム 野草の香り」、「ホタテのチタタプ ルイベ キトビロの香り」、「山の果実のムーシ」の4品を作った。

 道は、同12月からこのレシピの料理教室を開催。年度内は札幌、函館、帯広の3市で計6回を予定している。料理教室では青山さんが作り方を指南する。道アイヌ政策推進局アイヌ政策課は「家庭でも気軽に作ってもらい、アイヌの食のPRにつなげたい」としている。

 帯広での料理教室は、24日午前10時半~午後1時半、とかちプラザ4階「調理室」で開かれる。詳細はホームページから。(沖田唯可)

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