長崎屋へ恩返し 星槎高がアイドルショーのイベントを23日に開催
来年3月末で完全閉館する旧長崎屋帯広店(帯広駅南ビル)へのはなむけに、星槎国際高校帯広学習センターの生徒らが23日午後0時半から館内でヒーロー・アイドルショーイベントを開く。「施設がなくなってしまう前に、思い出を振り返るセレモニーを行いたい」と生徒が立案した。(児玉未知佳)
同校は同店の近くにあるため、放課後などに利用する生徒が多かったという。アイドル部リーダーで2年の近藤生望さん(16)は「プリクラを撮ったりクレープを食べたり、よく行っていた」とし、直営部分や多くのテナントが抜けた同施設に寂しさを感じていたという。11月に館内で行われたラジコンイベントを見学した近藤さんらが、「私たちもこの場所で長崎屋のために何かしたい!」と立案。学校が土地・建物の所有者に許可を取った。
イベントは、エンタメゼミの生徒らによるヒーローショーでスタート。同校の非公式キャラクター「星槎マン」がオリジナル劇を演じる。続いて5人組アイドルグループ「スターターリボン」が17曲のクリスマスメドレーを披露。エンドロールでは、長崎屋での思い出写真を集めたスライドショーを鎮魂歌とともに上映。同校の大橋紘一郎教諭(34)は「次世代を担う若者たちの姿を見てこれからの十勝・帯広がどんな街になるか、どんな街にしていきたいかを想像してほしい」と来場を呼び掛けている。
スライドショーで使用する写真を募集中。「ご自分の思い出を送ってください」と大橋代表。応募はメール(nagasakiya1223@gmail.com)へ。
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