大樹の新・移住ブック作成 コーディネーターの岡山さん
【大樹】大樹町の移住コーディネーター岡山ひろみさんは、同町の魅力を伝える冊子「顔を上げたくなる大樹町移住BOOK」を作成した。宇宙にチャレンジする元気な大樹をタイトルで表現した。岡山さんは「大樹への関心を促したい」と話している。(能勢雄太郎)
移住ブックはA5判、カラー・16ページ。町からの委託事業として今月1日に約1000部を発行した。町外での移住フェアで配布するほか、町企画商工課、町内のカフェなどに置く。
宇宙港関連施設の運営会社スペースコタンの干場康行さん、町内でカフェ「彗星(すいせい)に碧(あお)」を開業した池田万里慧さん、今年Iターンした画家のおおばさくらさんら、移住者7人が登場。宇宙事業に懸ける思い、大樹での暮らしや会社経営を、自身の経験を基に紹介している。
「温泉が身近にある」「人より牛が多い」「小・中・高校が連携」「雪かきは年3、4回」など、大樹ライフのポイントをイラスト付きで解説。ホロカヤントー竪穴群や動物注意の警戒標識など、町地域おこし協力隊員が「ディープな大樹」を紹介するページもある。
自身も移住組の岡山さんは「宇宙を切り口に大樹の知名度は向上しているのに、移住について発信されていない。面白い移住者を紹介し『大樹に移住したい』と感じてもらえるきっかけになれば」と話している。