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フェス内通貨で楽しんで 12月に「理想のみらい」イベント 一足早く映画上映会と講演会も

22日の映画上映会と講演会、12月のフェスの来場を呼び掛ける(左から)中山代表、渡辺さん、鈴木育未副代表

 持続可能な未来を子どもたちに残していこうと活動している「ナチュラル輪おびひろ」(中山三香代表)が主催する「第2回理想のみらいフェス」が12月10日、帯広市内のとかちプラザで開かれる。マルシェや職業体験などが催され、より多くの子どもたちに楽しんでもらうため、お得なフェス内通貨を用意する。今月22日には一足早く、命をテーマにした映画上映会と講演会を開催する。(澤村真理子)

 フェスには飲食やクラフトなど約30店が出店。ナチュラル輪おびひろは「理想の給食エシカルカレー」を提供する。職業体験や「子ども店長」コーナーのほか、農作業を通して生きづらさを抱える人たちの社会参加を支える「ミナイカシ合同会社」の山内小百合さんら4人のパネリストによる「わくわく未来トーク」もある。

 フェス内通貨「みらい札」の発行は、子どもの貧困を地域の大人が支える取り組み。18歳以下の子どもが100円ガチャ(くじ)を回すと、2~4枚のみらい札が出てくる。みらい札は1枚100円以上の価値で会場内で利用できる。大人が会場で買い物をする金額の一部が、みらい札に寄付される。中山代表は「生まれた環境に関係なく、多くの子どもたちに来てもらいたい」と話す。

 22日には、ドキュメンタリー映画「うまれる」の上映会と、マミー助産院(上士幌)院長の渡辺雅美さんが「生きる土台を育む性教育」をテーマに講演する。午前の部(上映午前9時半~、講演同11時半~)と午後の部(上映午後1時半~、講演同3時半~)で、定員は各150人、託児あり(無料)。大人1500円(当日1800円)、高校生以下無料。申し込みはウェブサイトで。(澤村真理子)

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