名物アナウンス今季が最後 帯広出身の谷保さん、ロッテで32年
【千葉】帯広市出身で、プロ野球千葉ロッテマリーンズの本拠地球場で長年場内アナウンスを担当している球団職員の谷保恵美さん(57)が、今シーズン限りで担当から退くことが27日、分かった。
谷保さんは帯広明星小、帯広第四中、帯広三条高、札幌大女子短期大学部卒。1990年にロッテオリオンズ(当時)に入社し、91年からホームゲームのアナウンスを担当。「サブローーー」などと選手名の語尾を伸ばすアナウンスはZOZOマリンスタジアムの名物になっている。2018年6月1日に1軍公式戦通算1500試合、22年7月17日に2000試合を達成した。
谷保さんは「突然決めたわけではなく、ここ数年は毎年やめるタイミングを考えていた。昨シーズンは2000試合出場を達成し、やり切った気持ちがあり、あと1年と決めていた」と話した。
今シーズンのZOZOマリンでの試合は残り6試合。チームは現在3位で、クライマックスシリーズ、さらには日本シリーズ出場に向けて熾烈な争いが続いている。(細谷敦生)