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武田(帯広)が活躍の北海道アスティーダ3位入賞 卓球全日本クラブ選手権50歳以上の部

3位入賞の好成績を収めた北海道アスティーダ。右から2人目が武田光史

 卓球の第42回全日本クラブ選手権大会(8月31日~9月3日、広島県・日本卓球協会主催)の50歳以上の部(団体戦)で、武田光史(56、帯広市)が所属する北海道アスティーダが3位入賞の好成績を収めた。武田は現状に満足せず、日本一への意欲を高めている。(新井拓海)

要所で力発揮 日本一への思い更に強まる
 武田が要所でキーマンとなった。予選リーグ第2試合の朝日クラブ(埼玉県)戦で、2勝2敗から最終5番手のシングルス(単)として武田が出場。第1ゲーム(G)を失い、第2Gも一時7-10まで追い詰められたが、逆転して奪取した。打たせて取るの守りを重視したスタイルに、的確に攻撃を織り込む持ち味を発揮。アスティーダは3チームによる予選リーグを2勝して突破した。

 決勝トーナメントを勝ち進む中、美しが丘クラブ(神奈川県)との準決勝は3時間を超える激戦に。再び2勝2敗のここぞの場面で武田が登場。最終ゲームのジュースまでもつれたが、11-13でわずかに及ばなかった。武田は「しびれるような試合だった。『よし、いくぞ』と臨んだが、途中から1本がどんどん重くなった。手が震えた」。ただ、すさまじい重圧を感じながらの惜敗は、今後の優勝への思いをさらに強くした。

 武田は現在、道卓球連盟のマスターズの部の男子フィフティ(50代)でランキング8位の実力者で、十勝卓球協会の副会長も担う。帯柏葉高時には全国高校総体(インターハイ)にも出場し、日大でも卓球部に所属した。帯広商工会議所に勤務する傍ら、40代のときにはマスターズの全国大会で個人8強の結果も残し、団体では今回が最高成績となった。

 北海道アスティーダは、クラブ選手権やマスターズでの全国制覇を見据えて7年前に十勝で発足し、現在の拠点は札幌。全道の20~80代の男女約20人が所属し、練習はおのおので取り組んでいる。

 武田は「卓球はいくつになっても楽しくできる。死ぬまでに日本一になりたい。そのためには今回のような負け方じゃ駄目だね」と笑顔で悔しがりつつ、頂点への決意をにじませた。

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