浦幌中生4人がパン職人体験 帯広、音更の3店見学 11月に販売会開催目指す
【浦幌】パン作りに興味がある浦幌中学校の2年生4人が、帯広市内や音更町内のパン店を見学し、パン作りの基本や商品の陳列方法などを学んだ。9月からパン作りを練習し、11月にも浦幌町内のイベントで販売会を開催する予定だ。(吉良敦)
参加したのは石田健心さん、葛西帆久斗(ほくと)さん、高橋湊さん、經堂隼人さん。町内の一般社団法人「十勝うらほろ樂舎」が協力し、7月30日に実施した。
4人は帯広市内の満寿屋商店(杉山雅則社長)のパン店「麦音」(稲田町南8線西16)、はるこまベーカリー(西19南5、栗原民也社長)、音更町内のtoi(上然別北6線23、中西宙生店主)を訪れた。
はるこまベーカリーでは、栗原社長の指導の下、パン作りを体験。栗原社長の動きをまねてパンを形作ったり、パンの中にあんこを入れたりした。オーブンで焼き上げ、焼きたてのパンを食べて笑顔を見せていた。麦音では、杉山社長が店のパンの特徴だけでなく、陳列方法や店員のあいさつの重要性なども説明した。toiでは中西店主が、天然酵母を使ったパンの魅力を紹介。生徒たちは「ピザパンにしたらどうだろう?」など関心を示していた。
パン作りや見学を終えた石田さんは「棚の向きなど店舗にいろいろ工夫されていてとても驚いた」、葛西さんは「自分が思っていた以上にお客さんのことを考えていると思った」、高橋さんは「どこも初めて行ったお店で、とても貴重な体験になった」、經堂さんは「お客さんには見えない工夫があってとてもいい勉強になった」などと話していた。
4人は浦幌町内で11月に開かれる収穫祭でのパン販売を目指し、パン作りや展示方法の勉強などを進めていく予定。