「まさおか」の正岡会長に伝統和菓子職 協会が認定
【芽室・東京】「お菓子のまさおか」(芽室町)の正岡宣征会長(78)が、優れた技術を持つ職人に贈られる全国和菓子協会の「選・和菓子職 伝統和菓子職」に認定された。正岡会長の技術と看板商品「中華まんじゅう」が評価された形で、「栄誉ある認定で、身が引き締まる思い」と話している。
和菓子職の地位向上や和菓子振興などを目的に、伝統的な製法を守る職人を認定する制度。職人が手掛ける菓子名とともに2年に一度認定、今年度は12人が選ばれた。
同店は1917年創業の老舗。看板商品の中華まんじゅうは十勝産小豆を使ったこしあんが特長で、催事の実演販売では行列ができるほどの人気を集めた。
27日に都内で授賞式が開かれ、正岡会長と妻雅子さん(74)が出席。正岡会長は小豆や小麦、砂糖、乳製品など和菓子に適した原材料が豊富な十勝に感謝を示した。その上で、「お菓子は生活に潤いを与え、食べた人を笑顔にする。多くの笑顔が生まれるよう、より一層気持ちを込めて作っていきたい」と話した。(池谷智仁)