関係機関の連携確認 ATWS実行委総会
【札幌】道内で開かれる国際的な観光商談会「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)」の北海道実行委総会が6日、札幌市内のホテルで開かれた。開催まで3カ月に迫ったATWSに向け、関係機関が連携を図ることを確認した。
総会には、実行委会長の鈴木直道知事のほか、サミット後のツアー開催市として参画する帯広市の米沢則寿市長ら関係者約30人が出席。今年度の事業計画としてサミットを盛り上げるための広報宣伝活動や予算案を承認した。
実行委副会長を務める米沢則寿市長は「この機会を最大限に生かし、十勝の新たな旅の形態として地域に根付くよう尽力したい」と述べた。
アドベンチャートラベル(AT)は、アクティビティー、自然、文化体験のうち二つ以上の要素を盛り込んだ旅行形態。欧米や豪州の富裕層を中心に拡大しており、市場規模は70兆円超とされる。
サミットは、札幌コンベンションセンターを中心に9月11~14日開催。開催後の同15~18日には、十勝を含む道内4地域で関係者を招いたATツアーが開かれる。
総会後にはATWSに協賛するトップパートナー企業17社の発表会も開かれた。(沖田唯可)