17人が新たな一歩 帯広調理師専門学校で卒業式
帯広調理師専門学校(遠藤珠子校長)の卒業式が16日、帯広市内の北海道ホテルで開かれ、卒業生17人が感謝の気持ちを表し、新たな一歩を踏み出した。
マスクを外した卒業生が登壇し卒業証書を受け取った。遠藤校長は「あらゆる未来の花は今日の種の中にある。悩みもがくことが、大輪の花を咲かせることにつながる」と言葉を贈った。
卒業生代表の鈴木詩織さん(35)は東京で演劇をしていたが、地元帯広に帰った際に同校を知った。「若さと経験で乗り越え、素晴らしいクラスだった。くじけそうになった時もあるが頑張ることができたのは皆さまのおかげ」と感謝。そば店で働き始めている。
年間の表彰も行われ、最優秀賞には加藤喜久子さん(52)が輝いた。「優秀な方が多く、切磋琢磨(せっさたくま)していただけたと思う」と話し「晩酌屋さん」の開店準備に動き始めている。
卒業生全員が調理師免許を取得し、十勝管内のホテルや飲食店へ進む。式後は3年ぶりにパーティーが開催され、門出を祝った。(高井翔太)