広尾町連町に国交大臣表彰 道路美化に尽力
【広尾】国土交通省の「道路ふれあい月間」(8月)の関連行事として行っている道路功労者表彰で、広尾町町内会連合会(秋月直志会長)が今年度の国土交通大臣表彰を受賞した。長年にわたる道路清掃・美化活動への貢献が評価された。帯広開発建設部管内で大臣表彰を受けるのは、2012年の鹿追町「花と芝生の町づくり」推進協議会以来10年ぶり。
広尾連町は05年から17年間、国交省の「ボランティア・サポート・プログラム」の実施団体として登録。観光シーズンに合わせて広尾の玄関口でもある国道336号・楽古橋-消防庁舎間(計900メートル)で、大規模な花壇整備を続けている。
同事業は同国道の“花いっぱい運動”として毎年、町内会、企業・団体から約200人が参加。住民参加型のまちづくりとして定着している。
大臣表彰は全国で88個人・団体、道内は広尾を含む2団体。表彰状の伝達式が18日午前11時から町役場で開かれ、帯広開建の小林幹男部長から秋月会長に感謝状が手渡された。
今回の表彰を受けて秋月会長は「大臣表彰は町内会員のみならず企業、団体、行政の協力があったからこそ。町民や観光客が気持ちよく道路を使えるよう、今後も事業は継続したい」と話している。
帯広開建管内では、幕別町手づくりの町推進委員会忠類事業部が日本道路協会長表彰、本別町の仙美里元町自治会が道開発局長表彰をそれぞれ受賞した。(能勢雄太郎)