配線作業の技競う 技能大会を初開催 十勝電気工事業協組青年部 日東電気工業の德永さん優勝
十勝電気工事業協同組合青年部(板倉利幸部長)は17日、40周年記念事業の一環として「電気工事技能競技大会 十勝地区大会」を帯広市内の相互電業(東1南5)で初開催した。大会には3人が出場、3時間の制限時間の中で家庭用電気設備の配線作業を行い、出来栄えを競った。日東電気工業(帯広)の徳永真成さん(23)が優勝した。
当初は同日のホコテン会場で開催予定だったが、荒天で中止となったため、会場を移して実施した。
審査では、配線の正確さや見栄えのきれいさの他、ネジを締める強さや、組み上げた配線を分解して、ケーブルの被覆をむく長さなどまで、およそ1時間かけてチェックし、採点した。
優勝した徳永さんは「練習通りとはいかず不安もあったが、良い結果で良かった。今回の反省を踏まえて練習し、全道優勝、全国出場を目指したい」と意気込んだ。
記念事業実行委員会の原田健太委員長は「3選手は6月から週2回の練習を行っており、熟練度が上がっていた。地区大会としての意義があった」と喜び、板倉部長は「仕事の楽しさや格好良さを見せることが職人のなり手を生む方法。多くの子どもに広めたい」と話した。
優勝者は9月の全道大会に出場。全道の優勝者と準優勝者は12月に横浜で開かれる全国大会に出場する。
なお、ホコテンで開催予定だった子ども向けの体験イベントは週を改めて参加する方針。(吉原慧)