消防救助技術の全道大会に十勝から17人出場へ
「ロープブリッジ渡過」に出場する浦幌消防署の齋藤尚吾消防士
第50回全道消防救助技術訓練指導会(16日・札幌市)に、とかち広域消防局(大石健二局長)から17人が出場する。6日に芽室消防署で激励会が開かれ、出場隊員は大会を前に日ごろの訓練の成果を披露した。
救助技術を競い合うことで消防救助活動に不可欠な体力、精神力を養うことが目的。同局の出場隊員は帯広、芽室、池田、豊頃、浦幌の5消防署の所属で、「ロープブリッジ渡過」に3人、「ロープ応用登はん」に1組2人、「ほふく救出」に1組3人、「引揚救助」に2組10人が出場する。
隊員は大石局長や各消防署長らの前で、磨き上げられた救出技術を披露し、拍手を浴びた。大石局長は「訓練の成果を遺憾なく発揮してほしい」と激励した。
芽室消防署は、2020年11月完成の防災倉庫に設けられた訓練施設で訓練を重ね、今回が念願の「引揚救助」初出場。同消防署の山川広樹消防士長(34)は「支えてくれた人の期待に応えられるよう、全力で挑みたい」と意気込んだ。
全道大会での成績優秀者は、8月に東京で開かれる全国大会の代表となる。(近藤周)
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激励会後、出場隊員のもとに歩み寄り、声を掛ける大石局長
出場隊員を代表し、抱負を述べる芽室消防署の山川隊員
「ロープブリッジ渡過」に出場する豊頃消防署の歌住康司消防士
「ロープ応用登はん」で15メートルのロープを登る池田消防署の野原颯斗消防士
全道大会を控えるとかち広域消防局5署の17隊員たち
「ほふく救出」に出場する浦幌署の隊員たち。8メートルの煙道内を呼吸器を背負った状態でほふく前進し救助する
「引揚救出」で要救助者を救出する芽室消防署の隊員たち
「引揚救助」で救助者救出のためロープで壁を登る芽室消防署の隊員
「引揚救助」で救助者を塔上へ引き揚げる準備を行う芽室消防隊員たち
「引揚救助」で救助者を塔上へ引き揚げる芽室消防隊員たち