ホコテン3年ぶり再開「今年はのんびり街中歩いて」 事務局長の金澤和彦さんに聞く
西2条通(平原通)を中心とした帯広市中心部のイベント「オビヒロホコテン」が19日、2019年以来3年ぶりに再開する。開催準備に忙しい帯広まちなか歩行者天国実行委員会事務局長の金澤和彦さんに、開催の経緯やイベントの意義などを聞いた。(吉原慧)
-3年ぶりの開催にこぎ着けた経緯を。
新型コロナウイルスの新規感染者や重症者が減り、感染防止対策も市民全体に浸透している。出展者、来場者それぞれが十分な対策を心掛けて参加してもらえる環境が整ったと判断できた。コロナ禍で静まりかえった街中に、にぎわいを取り戻したいと思い、開催に踏み切った。
-コロナ対策など過去のホコテンと違いは。
「乗り物」の集合など、例年人気だった特集は、来場者の集中を避けるため取りやめた。特定のテーマは設けず、各出展者が任意で出展してもらう。大きなにぎわいではなく、のんびりとした雰囲気で街中を散策し楽しんでもらいたい。
-ホコテン開催の意義は。
コロナ禍で街中の人出はめっきり減り、店の人たちは大変な思いをした。その人たちのためにも、街に人を取り戻す取り組みが必要。ホコテンを開催し「街中を歩く楽しさ」、「車を気にせず歩ける伸び伸びさ」を味わってもらい、街中のリピーターを獲得したい。
-来場者に伝えたいことは。
コロナの感染防止対策が何よりも重要。体調管理に気を付け、マスクをして手指消毒に協力してほしい。その上でホコテンを楽しんでほしい。ホコテンの基本理念は地域コミュニティーの再生。人と人とのつながりを実感してもらえるとうれしい。
<メモ>
第1週となる19日は、午前11時からミカバトンクラブ約80人によるパフォーマンスが行われ、同11時半にくす玉を割り開会を宣言する。各会場では、パフォーマーRUIによるマジックやバルーンアートなどの演技、自衛隊による車両の展示、ディノスパーク帯広によるUFOキャッチャーカーなど14種類のイベントが開催される。