電柱の本復旧は4月の見通し 12月の強風被害 北電ネット
北海道電力ネットワーク帯広支店(高橋章支店長)は、昨年12月の強風で損傷した電柱の本復旧について4月に完了する見通しで作業を進めている。現在は損傷を受けた電柱に鉄管を添えて仮復旧している状態だが、強度に問題はないとしている。
十勝管内では昨年12月1日、急速に発達した低気圧に伴う強風の影響で、帯広や芽室、中札内、更別など12市町村で延べ7900戸の停電が発生。同2日深夜まで、最大で約30時間電気が止まった地域もあった。
電気設備関係では、倒木やビニールハウスなどの飛来物による電柱折損や、高圧線の断線などの被害が出た。折れたり、ひびが入ったりした電柱は鉄管を添えて仮復旧をしている状況で、帯広、芽室、中札内、更別の4市町村で60本程度ある。
市街地などを優先に昨年12月から順次電柱の取り替えを行っているが、冬期間は土の凍結で掘削作業などに時間を要するため、すべて完了するのは4月になる見通しという。
同支店は「家の前に仮復旧状態の電柱がある住民から不安との問い合わせも来ているが、強度は十分に確認していて安全なので心配しないでほしい。できるだけ早く本復旧を進めていく」としている。(津田恭平)