「農業のスケールに驚き イベントの思いも」 初来勝のEXILE USAさん
ダンスボーカルグループEXILE(エグザイル)のUSAさんがSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにしたイベントへの参加で11月27~29日に帯広を訪れた。エンターテインメントの世界で活躍する一方、農業に関するプロジェクトや、国連WFPサポーターとしても活動するUSAさんに思いを聞いた。(聞き手・大木祐介)
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-十勝のイメージと実際に訪れてみての印象は。
今回初めて訪れたが、東京にいても十勝産の食材の話は聞き、東京ドームで開かれたふるさと祭りでは豚丼も食べておいしかった記憶がある。実際に訪れると農業のスケールに驚かされた。
-「ODORU YASAI PROJECT」など、ダンスと農業とのコラボレーションにも関わっている。そのきっかけは。
ダンス、踊りもルーツをたどっていくと豊作を願う踊りといった農に行き着く。「Choo Choo TRAIN」の踊りに合わせて種まきを楽しむなど、ダンスに関わる自分たちが今の時代にできる現代版の田楽として企画したのが同プロジェクトだ。
-食といえば、国連WFPサポーターとしても活動している。
2006年から始めたプロジェクト「DANCE EARTH」では世界20カ国以上でダンスを通じた交流をし、訪問先の飢餓や貧困という現実に直面した。そこで何かできないかと思い、サポーターになった。
これまでにウガンダやホンジュラスなどで地元の支援方法について視察した。農業のスキル習得など、緊急支援に頼らない自立のための支援が印象的だった。
-帯広でSDGsをテーマにしたイベントに参加した感想は。
高校生たちの「地域の未来」をテーマに制作した絵本はすてきなアイデアにあふれていた。SDGsという言葉を知らない人も多いと思うが、地球をよくしていくための目標達成には多くの人の助けが必要。子どもたちはさまざまな表現でSDGsについて分かりやすく伝えようとしていた。
-初めての来勝だったが、将来に向けて何か感じたことは。
テキーラもプロデュースしているが、それに合うタコスもプロデュースしたいと考えている。例えばそのタコスに使うトルティーヤの原料になるトウモロコシを十勝で作ることはできないか。また種まきと踊りと組み合わせたり、収穫祭を開くなどのイベントもできないかという思いもよぎった。
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