テトリスなどで熱戦 町初のeスポーツ大会 幕別
【幕別】町内の小中学生が同じ学校で3人一組のチームを組み、対戦型コンピューターゲームの腕前を競う「幕別町e2(イージー)スポーツ大会」が11月28日、幕別町民会館で開かれた。白熱した試合が繰り広げられ、幕別中学校3年生の「inferu」が初代王者に輝いた。
堀川建設と大上電気工業が主催。コロナ禍でイベントが中止になる中、子どもたちが良い思い出をつくることを目的に開催した。eスポーツは年齢や性別、身体的な差を気にせず取り組めるユニバーサルスポーツとして注目されており、簡単に誰でもできることから大会名にはeasy(イージー)の意味も込めた。
大会は冒頭に飯田晴義町長が「eスポーツ大会で町の活性化につなげていただきたい」とあいさつ。8チームが参加し、3ゲームをトーナメント方式で戦い、総得点で競われた。
行われたゲームは、ピースを型にはめる「テトリス」、敵の周りに爆弾を仕掛けて倒す「ボンバーマン」、アクションゲームの名作「ダウンタウン熱血行進曲」から「勝ち抜き格闘大会」。会場は「行け、押せ!」「勝ったー」と歓声が上がり熱気に包まれた。
優勝した石本明生(はるき)さんは「3人のチームワークで戦術を展開できた」、上井煌芽(うわい・こうが)さんは「相談してスムーズに行えた」と満足した様子だった。坂本耀星(ようせい)さんは「ボンバーマンでは、作戦を練り、相手を倒せて楽しかった」と語った。2回目の大会も行われる予定。(大健太郎)