音更町で白目大豆の収穫がスタート
【音更】全国最大の豆の産地・十勝で、大豆の収穫が始まった。夏場の暑さで登熟が進み、例年より生育が早い。畑の色が茶色に変わる秋を迎え、生産者はコンバインで収穫に励んでいる。
音更町上然別の柴田直人さん(51)の畑では白目大豆の「トヨミヅキ」を計4ヘクタールで作付け。例年より1週間ほど早く28日に収穫期を迎え、大型コンバインで次々と刈り取った。
今年は7月中旬の高温を受け、「開花してからさやを付けるまでが早かった」と柴田さん。豆の数が二つになっている割合が目立つが、さや数は多く、「平年を上回る収量が期待できる」と話していた。
柴田さんは雑穀卸の山本忠信商店(音更町)の契約農家。契約農家が栽培する白目大豆は選別や調整加工などを経て、豆腐の原料として全国各地に出荷される。(松岡秀宜)