何ン田さん「福来太郎」で原点回帰の海鮮メニュー提供 本別
【本別】町内の飲食店「福来(ふき)太郎」は、新ランチメニューに海の幸たっぷりの「海鮮チラシ丼」を登場させた。同店を経営する物まねタレントの何ン田研二さんは「すし店で働いた腕を披露したい」と来店を呼び掛けている。
何ン田さんは、すし職人を目指し帯広市内の中学卒業後、地元のすし店で修業を開始。その後は複数の飲食店や建築関連の仕事にも携わったが、若い頃から歌手になりたいという夢もあり、2011年から札幌ススキノで歌謡ショーができるパブを開店。新型コロナウイルスの影響でススキノの飲食店が大打撃を受けたことから昨年秋、本別に移住して再スタートを切っている。
海鮮チラシ丼は8月中旬から提供を開始。マグロやサーモン、エビ、イクラなど、その日に仕入れた10種類以上の海の幸をふんだんに使い、ボリュームも満点。がごめ昆布がトッピングされ、とろっとした食感も楽しめる。
1食900円で提供。テークアウト時は保冷剤を付ける。何ン田さんは「赤字覚悟の料金設定だが、おいしいものを食べてコロナを吹き飛ばしてくれたら」と話す。また、帯広のブランド牛「豊西牛」を使った「プルコギ元気丼」(900円)も今月から販売をスタートさせている。
ランチタイムは正午から。夜の部は道の緊急事態宣言発令により営業を見合わせている。木曜定休、日曜は不定休。問い合わせは同店(0156・28・0888)へ。(折原徹也)