拓殖バス 乗車切符やバス停の表示板など販売
【音更】北海道拓殖バス(音更町、中木基博社長)は、過去に使用していた珍しい切符や停留所名が書かれたバス停の表示板(丸板)など、「お宝品」を販売する。同社が1月に迎えた創業60周年にちなんで企画した。
1月には60周年記念で切手や乗車券、旧型車両の模型を販売。バス愛好家の話題を呼び、反応も上々だった。今回販売するのは、(1)硬券切符(2)使用済みの丸板(3)北海道拓殖鉄道の車両図面(レプリカ)の3種類。
(1)は昭和50年代から平成中期に使われた厚紙の切符で、現在使われていない。150枚限定(1人3枚まで)で、1枚300円(別途送料、記念台紙付き)。16日正午から同社のオンラインショップで販売する。
(2)は数年前まで使っていた停留所の表示板。ステンレス製で、長年使用されてきたもので、使用感がある。10枚限定で1枚3500円(別途送料)。17日正午からオンラインショップで販売する。
(3)は1968(昭和43)年7月31日に廃線となった北海道拓殖鉄道の車両の寸法が記された16枚組みの冊子。設計図は運行時であれば企業秘密。同鉄道の歴史に触れる機会にしてもらおうと原本を基にレプリカを作製した。今回は300冊限定で1冊2500円。22~25日に帯広駅バスターミナルで販売する。その間、購入者には硬券を進呈する。31日からオンラインショップでも販売する。
中木社長は「それぞれ残っていること自体が珍しいとされる品。ご興味のある方に喜んでいただければ」と話している。(本田龍之介)