イタガキベーカリー移転 イートインスペースも 幕別
【幕別】町内のパン店「イタガキベーカリー」が町千住235の飲食店跡に移転オープンした。こだわりの焼きたてパンが並ぶ新店舗にも目当ての商品を求め多くの人が訪れている。今月中にはイートインスペースも開放する。
同店は2019年6月に元幕別町議の板垣良輔さん(34)が町札内桜町に部屋を借りてオープン。当初は、長時間発酵にこだわった「天使のおしりパン」(100円)のみを札内地域限定の宅配専門で販売していた。「パン職人としての腕がなまらないように」(板垣さん)と、同年の夏には、毎週末に新商品を提供するようになり、顧客からの要望で店頭販売も始めた。
焼き上がり2時間のみの販売にこだわり、店舗には開店前から行列ができることも。店舗前には来店客の車が多く駐車しパトカーが来たこともあった。駐車場がある場所へと移転を考えていた矢先、3月に閉店した国道38号沿いの「味工房ほなみ」跡への出店を打診され、即決した。
85平方メートルの店内には「天使のおしりパン」や、フランスパンにレーズンとくるみをたっぷり入れた「ごりらのげんこつ」(200円)など日によって10~40種類が並ぶ。19日に開設するイートインスペースには大きな窓があり、眼前に広がる畑を眺められる。コーヒーも提供する予定。
板垣さんは「パンを通して人の流れや出会いがある。パン作りを通してマチをつくっているつもりです」と語る。パンの販売は水-金曜が午前10時~午後1時、土・日曜が午前9時~同11時と正午~午後2時。イートインスペースは平日の午前11時~午後4時に開放する。月・火曜定休。16日は臨時休業。(澤村真理子)
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