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鳥せいから揚げ全国へ 味付け肉を冷凍パック CF活用、テスト通販開始

「自宅で十勝のソウルフードの味が再現できる」とPRする鳥せいのから揚げパック

 「若どりの鳥せい」チェーンを展開する鳥せい商事(清水町、西尾康宏社長)は、店舗の味を全国の人にも味わってもらおうと、「鳥せいのから揚げ」を再現できる味付け調理済み生肉の冷凍パックを商品化し、オンライン限定での販売を進めている。テストマーケティングとして、16日からクラウドファンディング(CF)サービスを通じ、先行販売を始めた。

 鳥せいは1971年開業し、十勝を中心にフランチャイズ経営で現在22店展開。昨年、畜産業・ノベルズグループ(上士幌町)入りした。空揚げと炭火焼きが名物。原料の中札内産若どりは漢方処方の特殊飼料を使用し、「独特の臭みがなく、こくにもつながる」とする。

 商品化は近年の空揚げブームに加え、コロナ禍で地域の往来が厳しい中での企画。自社工場(清水町)で「門外不出のレシピ」で味付けした骨なし肉を、グループのノベルズ食品(上士幌町)でパック詰め。1袋300グラム入りで、冷凍販売。解凍後、片栗粉などで衣をつけ油で揚げて食べる。

 CFは「Makuake(マクアケ)」を通じ、応援金に応じ5種類のリターンを限定で用意。3500円の応援金で空揚げ3パックなど。目標額は30万円だが、18日正午時点ですでに46万5500円の応援金が集まった。応募は5月17日まで。ノベルズ広報室は「終了後の本格販売方法は現在調整中だが、ECサイト限定とする予定」としている。(佐藤いづみ)

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