鹿追STの箱崎光希50メートル自由形水泳全国JOC2位快挙、鹿追中1年
【鹿追】新型コロナウイルス感染防止のため、47都道府県の通信大会で実施された水泳の第43回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季競技大会(昨年7~9月・集計結果は12月に確定、日本水泳連盟、都道府県水泳連盟主催)11、12歳男子自由形50メートルで、鹿追スイミングチーム(ST)の箱崎光希(鹿追中1年)が25秒84の自己ベストを記録して2位に輝いた。全国の強豪スイミングクラブの有力選手が名を連ねる中、地方の少年団から上位入賞を果たす快挙に「素直にうれしい。次は全国一を」と意気込んでいる。(丹羽恭太)
大会は、例年なら各地の公式大会で標準記録を突破した選手がエントリーして8月に東京辰巳国際水泳場で行われるが、昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため「通信大会」として行われた。昨夏に都道府県ごとに行われた大会の記録を集計し、12月14日に全国ランキングが確定した。
自己記録を更新
9月に野幌総合運動公園(江別)で開かれた道大会で、箱崎は自己ベストを0・8秒更新。「手をかく時に水をつかみやすい手の形や、浮き上がりの時のキックの回数など、今までできていなかったことを重点的に練習し、それが成功してうまくスピードに乗れた」と振り返る。「ライバルがどんどんタイムを上げていて、それに負けないように練習してきたので、実戦でそれが生きてうれしい」と喜ぶ。
昨年は新型コロナの影響で春先にプールが閉鎖され、思うような練習ができなかった。体力維持のためランニング中心のトレーニングを続けたところ、「久しぶりに泳いだときは、初めて水に入ったみたいな感覚だった」という。そこで体幹トレーニングを取り入れるなど修正し、全国の強豪81人が参加した最激戦のカテゴリーで好結果に結び付けた。
刺激し合う13人
鹿追STは町営プールを拠点とする、小学1年から高校2年までの団員13人の少年団。箱崎の幼少時から指導してきた前田一郎コーチは、「小さなチームだが、上級生に引っ張られ、刺激し合いながら、自主的に練習する環境で伸びている。一人ではこの結果は出ていないと思う」と話す。
箱崎は週3回のチームの練習日以外にも自主練習を重ねてきた。前田コーチは「やるべきことをやってきた成果が実った」とたたえる。
当の箱崎は「小さい頃から水泳は楽しいという感覚が染み付いているので、めちゃくちゃきつい練習もやっぱり楽しい」とひょうひょうと語る。それでも持ち前の負けん気の強さで、「次は14歳以下(のジュニアオリンピック大会)と中体連で、50メートル、100メートル自由形の全国一を目指す」と意欲を燃やしている。