階段アートで明るく 帯広第二中でお目見え
新型コロナウイルスに負けず、楽しい学校生活を送ろうと、帯広第二中学校(藤崎禎人校長)の階段に、生徒たちが色紙を貼り合わせて作った「階段アート」が登場した。
11月上旬に規模を縮小して行われた同校の文化祭は例年、学級ごとに貼り絵コンクールを行うが、今年はコロナ禍で中止に。思い出に残る代わりの行事として、階段アートが企画された。全校生徒237人が参加。美術の授業で縦13・5センチ、横36センチのシートに小さくちぎった色紙を貼り、両面テープで階段壁面に貼り付けて完成させた。
1年生は片腕を上げる各学年のポーズ、2年生は学校給食のキャラクター「オビリー」を、3年生は海から飛び出したクジラを描いた。夏休み中も給食を作ってくれた調理員への感謝の気持ちが込められているという。傷まないようラミネート加工している。
オビリーの原画を描いた2年の谷保美空(みく)さんは「給食が大好き。絵を見てみんなが笑ってくれたらうれしい」と笑顔を見せる。(高田晃太郎)