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土用の丑 うなぎ店「今年は持ち帰りも多い」

手際よく丁寧に焼かれるウナギ(21日午前11時15分ごろ、帯広市内の一元で。小山田竜士撮影)

「土用の丑(うし)の日」の21日、十勝管内でウナギを扱う飲食店には、暑い夏を食べて乗り切ろうと多くの来店客が訪れた。

 帯広の老舗うなぎ店「一元」(東1南13、森山茂夫代表)には、午前11時の開店から予約客らが続々と来店した。職人が串に通したウナギにじっくりと火を通し、創業45年の歴史がある秘伝のたれで味付けた。

 ウナギは鹿児島県産で、今年は九州豪雨による被害を受けて「例年より少し価格は高かった」と森山代表(83)。店内にはウナギの焼ける香ばしい匂いが立ちこめ、森山代表は「新型コロナウイルスの影響で今年は持ち帰りも多い。ウナギの質は良く、楽しみにしてくださっている方も多い」と話した。

 ウナギの稚魚はここ数年、極端な不漁が続いていたが、今年は国内漁獲量が前年の5倍近くにまで急増している。稚魚が製品として出回るのはこれからで、飲食店に活ウナギを卸す北鰻(帯広、坂本芳春社長)によると、今年は前年と同程度に価格は高止まりしているが、来年は下がる見通し。新型コロナウイルスの影響で出荷量の減少が心配されたが、「テークアウト需要もあり、出荷量は悪くない」としている。(松田亜弓)

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