「十勝の今」を切り取るガイドブックを作製 フードバレーとかち実行委
フードバレーとかち首都圏プロモーション実行委員会(会長・相澤充帯広市商工観光部長)は、十勝の今を切り取るガイドブック「十勝大百科2020~おやつとアートとクラフトとロケットとビールと絶景とポロシリと」を作製した。定番からあまり知られていないものまで十勝の魅力を網羅している。今後、移住促進などに活用する。
実行委は昨年7月に都内でPRイベント「十勝大百貨店」を開催し、管内の企業15社ほどを紹介。各プレイヤー(事業者)の活動をつなげ「面」にして紹介しようと冊子にまとめた。十勝の「10」と厳選した魅力の数である「100」を掛け合わせ、「10100プロジェクト」と題した。
冊子には十勝在住のキュレーター(案内人)が、ローカルのお薦め情報を紹介。ある菓子商品の紹介では「パッケージはアクセサリー入れにも使える」と、他のガイドブックにはないような情報も掲載されている。
A5判で54ページ。2100部作製した。表紙はパン、ロケット、木彫りの山の3種類。市内中心部のホテルヌプカなどで閲覧することができる。
実行委から業務を受託したスマイルズ(東京)の中神美佳さんは「十勝の多面的な魅力を詰め込んだ。読んだ人が十勝に加わりたいと思ってくれたらうれしい」と話している。(川野遼介)