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協力隊の梶山さん、スノーアート作りに奮闘 15日から中札内でイベント

広大な畑を歩き、雪上に描き出されていくスノーアート

 【中札内】中札内村の美しい雪景色を体感するイベント「スノーアートヴィレッジなかさつない2020」(15、16日・村観光協会主催)に向け、同村地域おこし協力隊の梶山智大さん(34)が11日、広大な雪原にスノーアートを描き始めた。「アートの村として、ここにしかない景色を表現したい」と、真っ白なキャンバスを一歩一歩踏みしめている。

 会場は中札内農村休暇村フェーリエンドルフ(村南常盤東4線)。村の活性化を狙い、梶山さんと、同じく協力隊で妻の千裕さん(32)が初めて企画した。

 イベントでは、真っ白な雪原に自分だけのスノーアートを描き、ドローンで撮影するフォトツアー(要予約、1人3000円)や、中札内の食材を使った料理を楽しめるキッチンカーなど企画が盛りだくさん。「#スノーアートなかさつない」を付けてインスタグラムに写真を投稿し、くじを引くキャンペーンも行う。

梶山智大さん

 目玉は約1・5ヘクタールの大雪原に、梶山さんが足跡で描くスノーアート。事前の準備はノートに描く下絵程度で、スノーシューを履いて踏みしめる“フリーレッグ”で最後まで1人で仕上げる。

 梶山さんは「雪上の感覚と感性を大切にアートを作りたい」と話す。13日の完成を目指し、作業を進めている。

 当日は約10メートルのやぐらから見下ろせるほか、熱気球からも楽しめる。熱気球は午前7時~同9時限定で、大人2000円、中学生以下1000円。

 同イベントは両日とも午前10時~午後3時。ツアー予約や問い合わせは村観光協会(0155・68・3390)へ。(細谷敦生)

関連写真

  • 1月下旬に梶山さんが描いたスノーアート

    1月下旬に梶山さんが描いたスノーアート

  • 梶原さんが広大な雪原を歩いてアートを作り出す

    梶原さんが広大な雪原を歩いてアートを作り出す

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