SDGsカードゲームで学ぶ 幕別札内東中1年生
【幕別】札内東中学校(秦公一校長、生徒260人)で11日、1年生74人が「SDGs」(持続可能な開発目標)のカードゲームを体験した。管内で中学生を対象に実施するのは初めて。
総合的な学習の時間を活用し、2030年の世界がどうなっているのかをシミュレーションする「2030SDGs」に挑戦した。
帯広青年会議所の芳賀雅樹SDGs実践委員長が進行役を務め、「アクションを起こすことで経済や環境、社会にどのような影響があるのか。世界の状況メーターを確認しながらバランスを考えプロジェクトを実行して」とアドバイスした。
生徒は3人1チームで「時間」「お金」「プロジェクト」の3種類のカードを使い、他チームと交渉しながらゴールの達成を目指した。
前半終了後に芳賀委員長が中間報告で現状を解説し、後半はバランスの崩れを修正するなど目標実現に向け意識的に取り組んだ。
後藤愛果さん(12)は「ゲームではあまりうまくいかなかったけど、世界の今後のことをしっかりと考えていかなければいけないと思った」と話していた。(杉原輝美通信員)