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足寄のしあわせチーズ工房特別賞 ナチュラルチーズコンテスト

コンテストの上位入賞者。右端が本間さん、左端が長田さん

 【東京】国産ナチュラルチーズの品評会「ALLJAPANナチュラルチーズコンテスト」(中央酪農会議主催)が10月30日、都内で開かれた。7工房が参加した十勝勢は、しあわせチーズ工房(足寄)の「茂喜登牛(モキトウシ)」が第三席の特別賞、NEEDS(幕別)の「ラクレット」が審査員特別賞に輝いた。

 同コンテストは2年に1度開かれ、今回は全国86工房から203品が出品された。金賞10点の中から最優秀を含む特別賞3品が選ばれ、しあわせチーズ工房の茂喜登牛は第三席の中央酪農会議会長賞を受賞した。

 茂喜登牛はエゾマツの皮を巻いて熟成したウオッシュタイプのチーズで、優しい甘みとエゾマツの香りが特徴。熟成が進むと、カスタードクリームのように軟らかくなる。同工房の本間幸雄代表は「受賞はうれしい。クオリティーを安定させ、さらに良いチーズを作りたい」と話した。

特別賞を受賞した、しあわせチーズ工房の「茂喜登牛(モキトウシ)」

 審査員特別賞は、金賞に次ぐ優秀賞10点の中から1点を選定。NEEDSのラクレットは、芳醇(ほうじゅん)な香りが高く評価された。長田正樹社長は「受賞は励みになる。今後もできることを一つ一つやっていきたい」と語った。

 また、優秀賞10点には十勝から、しあわせチーズ工房の「しあわせラクレット」、ランラン・ファーム(清水)の「十勝シェーブル炭」が選ばれた。最優秀賞は川瀬チーズ工房(渡島管内長万部町)の「フリル」。最終審査は帯広畜産大の中村正准教授ら10人が担当した。(池谷智仁)

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