十勝あんこ協会が初イベント あんこ姫決める
今年発足した十勝あんこ協会(谷藤英子会長)による初イベント「十勝あんこ姫コンテスト&着物ドレスショー」が22日、帯広市内のシノカワビルで開かれた。子どもから大人までが華やかな衣装に身を包み、観客を魅了した。
同協会は、あんこの魅力を発信しようと、とかち観光大使の谷藤会長らが今年7月に立ち上げた。この日は谷藤会長とも親交のある衣装デザイナーの猪俣和美さん(札幌)を招いた。
「十勝あんこ姫コンテスト」では、3~8歳の7人が赤や白、青のドレスを着て、笑顔を見せたりポーズを取ったりしてアピール。猪俣さんら6人が審査し、初代優勝者には芽室町の山口芙有佳さん(6)が選ばれた。山口さんには、猪俣さんによるオーダーメードドレスが贈られる。
「着物ドレスショー」では猪俣さんがデザインし、着物をリメークしたドレスを着た17人が登場。猪俣さんはトークショーも行い、「私は着物もドレスも着るのが好き。皆さんもこのような機会から着物に親しんでもらいたい」と語った。
会場では十勝小豆のぜんざいが振る舞われた。谷藤会長は「生産地であるだけではなく、たくさん消費して十勝を活性化させたい。十勝のあんこの魅力が世界に広まれば」と話した。(細谷敦生)