オーガニック原料でしょうゆ造り 幕別
【幕別】十勝産オーガニック原料を使った「ペットボトルで醤油(しょうゆ)造り」が6、7の両日、十勝ヒルズで開かれ、町内外から延べ120人が参加した。
木村秋則自然栽培研究所・北海道(会長・折笠健折笠農場代表)が主催し、今回で6年目。折笠農場ではオーガニックの大豆や小麦をしょうゆ発祥の地とされる和歌山県の湯浅醤油に供給している。この日は湯浅醤油の新古敏朗社長と折笠会長が講師を務めた。
参加者は持参したペットボトルに塩とこうじ、水を入れ、しょうゆのもとを完成させた。家庭内での保管について、新古社長は「発酵期はボトルが膨張してくるので、ボトルは常に見える場所に置いて、状態を見ながらふたを少し緩めるなどしっかり管理して」とアドバイスした。
初めて参加した帯広市の佐々木夏菜子さん(38)は「子どもと一緒に楽しみながら体験ができてよかった。勉強にもなりました」と話していた。折笠会長は「体験を通じて日本の伝統的な食品について理解を深めてもらえたら」と期待していた。(杉原輝美通信員)