ペッパーと図書館司書が読み聞かせ対決 上士幌
ペッパー（右）による読み聞かせに聴き入る子どもたち。ペッパーの左は橋本さん
【上士幌】町図書館で１５日、人工知能を搭載したソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」による絵本の読み聞かせイベントが行われた。子どもたちはペッパーと触れ合いながら絵本に親しんだ。
ロボットを通じて読書への関心を高めるのが狙い。司書の橋本香奈代さんが企画した。上士幌小に導入されているペッパーを活用した。
この日は親子連れ２０人が訪れ、ペッパーが絵本作家とよたかずひこさんの「ライオンバスにのって」を披露。途中、英語でしゃべるなどのトラブルもあったが、子どもたちは画面をのぞき込んだり、指をさしたりして、絵本に登場する動物を数えるなどした。
橋本さんとの読み聞かせ対決は、惜しくも引き分けとなったが、橋本さんは「（子どもたちは）いつもより集中して聞いてくれた」と満足そうに話していた。
町内の豊巻芽生ちゃん（５）は「（ペッパーが）英語でおしゃべりしていて面白かった」と笑顔を見せた。イベント終了後も、ペッパーは子どもたちの遊び相手として会話や握手に応じていた。（安倍諒）
