布施川さんら1位に ダムカレーコンテスト 上士幌
【上士幌】糠平小学校運営協議会が投票を募っていた「ダムカレーコンテスト」の集計結果がまとまった。全国から寄せられた32のレシピのうち、ぬかびら地区の布施川彩加さんと兵庫県の川田代友紀さんが共同で考案したレシピが、総投票数350票のうち107票を獲得し、第1位の「糠平小学校CS会長賞」に輝いた。
同コンテストは、地域のにぎわい創出につなげようと企画。ぬかびら源泉郷の宿泊施設や町生涯学習センターなどに用紙を置き、3月上旬まで投票を募った。糠平ダムを管理する電源開発(東京)も協力した。
布施川さんと川田代さんのレシピは、雑穀米のご飯を高く盛り、ダムの形を忠実に再現。ルーで見立てた貯水池の糠平湖に架かるアーチ橋のタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)は、揚げたカボチャで表した。ご飯に地場産大豆を入れたり、4種類の野菜を盛り込むなど栄養バランスにも配慮した。
2位の「上士幌電力所長賞」を受賞した町内の若原千智さんのレシピは、僅差となる105票を獲得。糠平湖の冬の風物詩「キノコ氷」をマッシュルームで表現した。
帯広市内の角野淳也さん、美香さんのレシピは3位の「糠平小校長賞」を受賞。ウインナーソーセージを取るとルーが“放流”するユニークな仕掛けを施した。
このほか、新潟県の大石栄樹さんのレシピが教育長賞を受賞。入賞作品は町生涯学習センターで紹介されている。集まったレシピは、町内外の飲食店などでメニュー化してもらうことも考えている。
コンテストを発案した糠平小の目黒雅博校長は「想像以上に反響が大きく驚いた。メニュー化が実現できればうれしい」と話している。
協力を希望する人は糠平小(01564・4・2054)へ。
(安倍諒)