若手職員が町長に提言書提出 池田
【池田】役場の30歳以下の職員で組織した若手有志の会「いけだFPSプロジェクト」(略称いけプロ・宗像瞭代表、36人)は19日、町社会福祉センターに勝井勝丸町長を招いて自主研修グループ提言会を開いた。農業委員会事務局主事で同グループリーダーの吉國耀太さん(25)が勝井町長に提言書を手渡した。
いけプロは「30年後に後悔しないように」をテーマに、町の将来を考えようとする若手職員らで発足した。昨夏から活動を本格化し、外部講師を招いた研修会や、若手職員が互いに講師を務め、それぞれの職務を紹介し合うなどしてきた。
今回の提言会では、ここ数カ月間の活動成果を発表した。いけプロメンバー22人と、勝井町長や管理職ら11人が集まった。
いけプロ自習研修グループリーダーの吉國さんが「町政において、職員と町民との情報共有の重要性を検討してほしい」「役場全体で強固な連携体制が取れるようにサポートをしてもらいたい」「情報漏えいの危険性について定期的な職員研修などを検討してほしい」などと提言し、それらの内容を記した提言書を勝井町長に手渡した。
勝井町長は「今後も課題をどんどん出し合って解決に向けて議論してほしい。そういう気持ちを持ち続ければ組織は変わっていく」と若手職員らにエールを送った。(内形勝也)