グランプリは鹿追の平山さん おとふけ百景フォトコンテスト
【音更】町内の美しい景観や催事などを選定する「おとふけ百景」の今年度フォトコンテスト(町商工会主催)の審査結果が発表された。グランプリには、鹿追町役場職員の平山宏照さん(51)の「ランタンナイト」が選ばれた。今年度で100カ所のスポットを選定できたことから、フォトコンテストは今回で終了する。
今回は地元音更や帯広、幕別、清水など管内や釧路などから97点(応募者19人)が集まった。麦かんロールや菜の花畑、市街地のイチョウ並木など四季折々の風景をはじめ、十勝が丘展望台(十勝川温泉)や家畜改良センター十勝牧場(駒場)などを撮影場所としたものもあり、音更ならではの作品が集まった。
平山さんの作品は、昨年8月12日、ガーデンスパ十勝川温泉で行われた「琥珀(こはく)ランタンナイト」の様子を撮影したもの。願い事が書き込まれたランタンが空に揚がる様子を捉えた。
平山さんは妻と子2人の家族4人で来場。「賞を取るつもりで撮影したわけではないので、(受賞は)とても驚いている。イベントが百景に選ばれればいいと思い応募した」と話した。
準グランプリには、十勝牧場の防風林の影を題材にした「長い影」(音更・深野正史さん)、十勝川温泉の夜明けを捉えた「サンライズ」(帯広・大久保博さん)の2点が選ばれた。
フォトコンテストは2013年度から始まり、これまでに73カ所を「おとふけ百景」として選定し、年度ごとに作品を紹介するパンフレットを作製してきた。
6回目の今回、27カ所を追加し、「百景」の選定を終えた。今年度分の作品は町商工会のホームページで3月中に公開する。
町商工会は「音更でしか見られない風景をPRし、音更を訪れるきっかけづくりができたのでは。百景全てを網羅するパンフレットの作製も検討したい」としている。(鈴木裕之)