確定申告受付開始 帯広税務署は混み合う
2018年分所得税の確定申告の受け付けが18日、全国の税務署で始まった。帯広第2地方合同庁舎(帯広市西5南8)に移転した帯広税務署(北濱正已署長)には、相談者や提出者らが次々と訪れた。
確定申告は自営業者や給与収入2000万円を超える人などが対象。今年は配偶者控除の範囲が拡充されるなどの特徴がある。
帯広税務署2階の特設相談コーナーの前には同日午前7時半ごろから人が集まり、午前9時の開設時には受け付けを待つ行列ができた。同署では申告書作成用のパソコンを26台用意、職員ら16人態勢で臨み、会場内には待合室(40人分)も設けた。
同署が入居する合同庁舎は駐車場が整備中で、現在は旧帯広財務事務所(西5南6)駐車場を臨時駐車場(20台分)としている。確定申告の期間中(3月15日まで)は、旧帯広税務署駐車場(36台分)も開放しているが、午前中から長い車列ができた。
市内から来庁した男性(69)は「駐車場が混んでいたので一度自宅に戻り妻に送ってもらった。会場に到着するまで一苦労だった」と述べていた。
西本貴行税務広報広聴官は「時間に余裕を持ち、駐車場から離れているので、寒さ対策も万全に」と呼び掛けている。問い合わせは帯広税務署(0155・24・2161)、十勝池田税務署(015・572・2171)へ。(佐藤いづみ)