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巨体を揺らし 寒さ蹴散らす 十勝牧場で馬追い

厳しい寒さの中、走路を駆け抜ける馬たち(15日午前9時40分ごろ、新井拓海撮影)

 【音更】町駒場の家畜改良センター十勝牧場(櫻井保場長)で15日、農用馬の運動不足解消や難産を防ぐための「馬追い運動」が始まった。妊娠馬が白い息を吐きながら、巨体を揺らして疾走した。

 十勝牧場は国内の公的機関として唯一、農用馬の改良・繁殖を行い、168頭を飼育している。冬場を厩舎(きゅうしゃ)などで過ごすことが多い妊娠馬は運動不足になりやすく、出産に向けた体力づくりを目的に、馬追いを行っている。

 この日の駒場地方は、最低気温が氷点下17.4度になるなど厳しい冷え込みに。午前9時半ごろから、4月までに出産を控える約60頭が2グループに分かれ、1周800メートルの運動場を元気に走った。

 香川県から道内を旅行中の藤井亨人さん(45)は「ずっと来てみたいと思っていたが、馬追いを実際に見たのは初めて。馬の大きさに迫力を感じた」と話した。馬追い運動は2月まで、平日の午前9時半ごろから45分程度行っている。問い合わせは同牧場(0155・44・2131)へ。(本田龍之介)

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