ゆず湯で身も心もほっこり きょう冬至
22日は二十四節気の冬至。1年のうちで最も昼が短いとされる。帯広市内の公衆浴場では、入浴者がかんきつ系の香りがほのかに漂う「ゆず湯」で身も心も温まった。帯広測候所によると、帯広の正午の気温は平年より2・1度高い0・5度だった。
ゆずの成分が入ったお湯は血行促進に効果があり、邪気払いと無病息災を願う冬の風物詩として知られる。「天然温泉 やよい乃湯」(西18南2)でも毎年、冬至に合わせてゆず湯をサービス。今年は熊本県産600個を用意。ネットに入れて男女内湯の主浴槽に浮かべ、幅広い年代の人々が穏やかな表情で湯につかった。
運営するあさの(帯広)の浅野洋平代表は「季節感やちょっとした楽しさを感じながら、疲れを癒やしてもらえれば」と話した。(石川友史)