地場産が起爆剤 歳暮商戦本格スタート 藤丸で出陣式
歳暮商戦が十勝管内の各店で本格的にスタートした。藤丸(藤本長章社長)では3日午前9時から従業員約150人が「出陣式」に臨み、目標達成を誓った。
藤丸は目標額を前年実績並みの1億4350万円に設定した。1日から7階にギフトセンターを開設しており、22日からは売り場を拡大する予定。地場産136を含む約800アイテムを用意しており、前年人気だった豊西牛ステーキなどが入った「とかち小箱」シリーズ「ふるさと便」(6800円)などに力を入れる。
藤本社長は「年間最大の商戦の1つ。(胆振東部)地震以降、お客さまがまだ戻りきっていない。安心して買っていただけるよう、需要喚起を図っていこう」とあいさつ。法被姿の竹成仁史営業部長の発声で、全員が「ガンバロー」と拳を上げ、商戦ムードを盛り上げた。
歳暮ギフトの特設コーナーは、イオン帯広店が10月18日から、イトーヨーカドー帯広店は10月24日から、それぞれ開設している。
各店は商戦のピークを12月8、9日とみる。今年、宅配便大手などが値上げした影響で、中元ギフト同様、送料に関して有料商品を大幅に増やしたり、持ち帰り客には送料分を割り引くなどの対応をしている。(佐藤いづみ)