映画を見て、カレーライス作りに挑戦 池田
【池田】ドキュメンタリー映画「カレーライスを一から作る」(2016年製作、前田亜紀監督)の上映会(池田映画研究会主催)が26、27の両日、市街地の交流スペース「Ponte(ポンテ)」(大通4)で開かれた。27日の午前の部では映画鑑賞後、参加者らが十勝ワインを使った特製カレーライス作りに挑戦した。
上映会は26日の午後7時、27日は午前9時と午後2時に開き、町内外から18人が参加した。
映画は探検家として知られる武蔵野美術大学の関野吉晴教授の課外ゼミで行ったカレーライス作りが舞台。食材の種まきから料理に仕上げるまでを追ったドキュメンタリーで、命の大切さがテーマとなっている。
特製カレーライスは地場産の具材にこだわり、十勝ワインの町民用ロゼも使用。ワインは加熱してアルコール分を飛ばし、「隠し味」としてカレーのルーに流し込んだ。研究会メンバーと参加者が一緒になって調理し、昼食で味わった。
帯広市内から参加した自営業の加茂与志雄さん(50)は、「映画はいろいろ考えさせられて面白かった。作ったカレーライスは酸味が効いておいしい」と笑顔を見せていた。(内形勝也)